違法ダウンロードには漫画や小説は含まれるか?

Q:音楽や動画が違法ダウンロードの対象なのはわかりましたが、漫画や画像、小説などは違法ダウンロードになりますか?

A:違法ダウンロードには該当しません。

違法ダウンロードに該当するのは「違法にアップロードされた映像または音声」です。
漫画、写真、画像、小説などは映像でも音声でもないので違法ダウンロードの対象ではありません。

著作権法での違法ダウンロードの定義は以下のようになっています。

著作権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合
(著作権法第30条1項3号)

「デジタル方式の録音又は録画」という点がポイントで、映像と音声に限定されているのはこのためです。
画像や文字データは録音にも録画にも該当しないため、違法ダウンロードの定義からは外れます。

なぜ映像と音声のみに限定されたか?

なぜ違法ダウンロードの対象が映像と音声のみに限定されたのかは不明です。
著作権を守る目的であるならすべての著作物が対象になってもよさそうなものですが…。

文字や画像は動画・音楽に比べるとダウンロードが容易だからとも考えられますが、インターネット黎明期ならともかく今はどの家庭でもブロードバンド回線、携帯でも高速回線が当たり前です。
もはや動画や音楽はインターネットで手軽に見れるコンテンツです。

文化庁審議会の議事録を読んでも「違法コンテンツによる音楽産業の損害が大きい」とは書かれていますが、その他の著作物に関しては議論された様子はありません。
(私が見つけられていないだけかもしれませんが)

今後範囲が拡大される可能性も

今のところは映像と音声だけですが、将来的に出版業界が「うちも違法ダウンロードの損害が大きい」と主張してくれば漫画や小説なども違法ダウンロードの適用範囲内になる可能性はあります。
ソフトウェア協会が主張すればコンピュータプログラム(ソフトウェア)も対象になるかもしれません。

漫画は違法ダウンロードにはならないからと違法ダウンロードばかりしていると結果的に自分の首を絞めることになるかもしれません。

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